賃料査定の方法、教えます!①
2023.01.26
宮崎 琢成
- 家賃
- 査定
アパート経営の味方(関西)の宮崎です。
皆さんはどのように賃料査定を行っていますか?
オーナー様の多くは下の項目で決めている方が多いです。
①仲介業者・管理業者に聞く
②似たような物件と同価格にする
③前入居者の賃料をそのまま踏襲する
この項目すべて間違いではありません。
実際に私たち味方が、賃料を決める方法としては下記のような方法があります。
・総面積法:必要な収益を、専有部の総面積で割って、賃料を算出。
※商業用物件などによく利用します。
メリット:単純なので容易にできる。
デメリット:市場の需要と乖離する可能性。
・グルーピング:似たグループ(アパート・中規模マンション等)に物件を分けて賃料の比較を行う。
※よく皆さんが行う家賃査定の方法。ホームページ等で似た物件と比べて家賃を決めるなど。
メリット:賃料が大きく狂うことは無い。比較的容易にできる。
デメリット:物件の特徴等による賃料差異が出難い。
・比較表分析:類似物件の家賃と設備等の特徴を比較して家賃を算出する。
※物件の特徴や設備毎に価値を増減させて賃料を算出。㎡単価の比較も同時に行う。
メリット:物件の特徴や㎡単価毎の比較ができる為、他の方法と比べて比較的データに基づく。
デメリット:手間が他の方法よりもかかる。データに基づくが、あくまで主観である。
私たちがオーナー様の物件を調査する場合は一つだけの方法で賃料を決めることは無く、複合的に行いますが主には【比較表分析】を利用します。
次回は比較表分析の内容を書いていきます!