空室対策

2023.01.20

宮崎 琢成

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アパート経営の味方(関西)の宮崎です。

アパート経営をされているオーナー様、今からアパート経営をお考えの方、不動産業者様のお力にもなれるよう、こちらのブログで実際のオーナー様の成功事例や失敗事例、空室対策のアイデアやリフォーム事例など様々な内容を発信していきます。

第1回は、空室対策の事例です。

空室対策の基本は下記の4点です。

①適正な賃貸条件(賃料・管理費・礼金等)

②複数の媒体での情報提供

③見やすい資料(間取・デザイン等)

④キレイな写真(室内・外観)

今回は④の内容の事例をお話ししますが、簡単に①~③の内容も書いていきますので参考にしてください。

■1.適正な賃貸条件(賃料・管理費・礼金等)

基本中の基本ですが、賃料が高すぎるとそもそもお客様の反響が極端に少なくなります。

また安すぎても同じ現象が起こります。

各地域ごとに【相場家賃】がありますのでこの数値を参考にすることが大切です。

賃料の査定方法は改めて別の記事で記載しますので参考にしてください。

■2.複数の媒体での情報提供

多くの物件がHomes,SUUMO等の媒体で募集されていますが、私たち不動産会社も実はネットで物件を検索して探します。

ただし【不動産業者専用サイト】からです。

代表的な物は【レインズ】【アットホーム】【リアプロ】等の不動産業者専用サイトです。

他にも複数存在しますが、募集する際にこの不動産業者専用サイトに複数掲載することで、下記のようなサイクルが生まれ、成約につながりやすくなります。

不動産業者の目に留まる⇒Homes・SUUUMO等に掲載してくれる⇒お客様の反響が増える⇒内覧が増える⇒成約

このように如何に不動産業者の目に留まるかが大切です。

■3.見やすい資料(間取・デザイン等)

見やすい資料とは何か。

それは多くの物件資料の中から目に留まり、読み込みたくなる物件資料です。

物件資料の内容の基本は【図面】【物件概要(住所・設備等】【賃貸条件(賃料・共益費等】この3つがあれば作成できます。

この3つを如何に魅力的なものにするかが難題です。

詳細はまた改めて別記事で取り上げますが、簡単に魅力をアップするには...
【写真】【おすすめポイント】の2つを追加してみてください。

写真はできるだけ多めに使用し、おすすめポイントは目に留まる内容や書き方にすることで資料の印象が強くなります。

■4.キレイな写真

ネットでお買い物する時や、旅行に行くときのホテルなど、多くの機会で写真を参考にすることが多いと思います。不動産も同じです。

見に行く前に写真が魅力的であれば、実際に見たくなりますよね?

物件資料に掲載する写真は反響を左右するものです。

以前にある大阪のオーナー様よりご相談がありました。

建物が古く空室も多くあり、賃料収入も少なく今後のアパート経営に不安を抱えていらっしゃいました。

現在の空室を確認したところ確かに建物は古く間取りも、古いタイプのものでした。

また大阪では照明器具が設置されていない物件も多く暗いイメージ...写真を撮影しても古さが際立ってしまう...

そこで、ご提案したのが..

【モデルルーム】です!

モデルルームといっても、照明器具だけです!

IK〇Aなどで販売されている、おしゃれな形の照明器具です。

室内が明るくなるのはもちろん、建物の古さを照明器具が雰囲気を変えてくれます。

そして安い!

早速オーナー様に各部屋ペンダントライト、スポットライト、フロアランプ(全部で10,000円弱)を購入いただき設置。

写真撮影を行い、募集したところ2週間で申込を頂きました。

賃料は前賃料より5,000円アップです。

※あくまで相場賃料です。照明器具はモデルルーム用なので賃料に上乗せはしていません。

照明を変えることで、募集資料や物件を内覧頂くときもお部屋の雰囲気が変わります。

カフェなどのお店も、照明をデザイン性の高い物を使用されていますね。

他のオーナー様でも良く照明器具を使ったモデルルームを設置されていますし手軽に雰囲気を変えられます。